MEMO

ミムラが見たり、聞いたり、感じた事を気ままに書くコラムです。

Jul.200718

『お湿り』


まだまだ夏の気配の濃い暑い午後。突然降り出した雨をくぐるように小走りで家に向かう途中、ご近所のおばさま方の会話が耳に引っかかりました。
「ヨイオシメリデスネ」
「エエホントウニ」

オシメリ、って、なに?

家に帰って濡れたランドセルを拭きながら、「お湿り」とは晴れ続きの後、待ち望んだ末に降る雨の事だと母に教わって、なんて微妙な表現なんだろうと思った。微妙で、大人っぽい言葉だ。
よぉし、大人になったら思う存分使うぞ、と心に決めて、それ以来「よいお湿りですね」と言うタイミングを計りながら生きてきたけど、なかなかどうして限定的な言葉なので、あまり機会がない。しかも最近は地球が星調不良なもので、豪雨と干ばつが行ったり来たり。しっとりとした「お湿り」の出番はますますないのです。とても残念だ。


ついでにお湿りの親戚筋の湿気についてひとつ。多湿になると髪がうねったり、洗濯物が生乾きになったり、日常生活も結構困りますよね。でもこの間、多湿だとすごく困る職業をはっと思いついてしまった。
それは、おせんべい屋さん。
ガラスケースに入れてざくざく量り売りしてるような店。
歯ごたえを奪われたら最後だもの、梅雨時の強気な湿気とどうやって闘っているのか?
私が思うよりハイテクなシステムなのかもしれないのだけど、ちょっと本気で心配している。

2007.07.18 Wed.

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