MEMO

ミムラが見たり、聞いたり、感じた事を気ままに書くコラムです。

Oct.200721

『秋雨しとしと』

ついこの間まで夏盛りだったのに、もう町並みでランニングシャツ姿が浮き彫りになる季節になった。
(何故外国の方は隙あらば薄着になるのか。皮膚がモンゴロイドより厚いのでしょうか。謎。そしてちょっと羨ましい。しかし寒くないのか疑問で、この間信号待ちの時にこっそり隣のジョギングしているわけでもないのにランニング姿のおじさんを観察したら、立派な鳥肌に。これはどうなんだ。)
この時期の雨には、ついつい空を見上げてしまう。この低く列島を覆った雲の向こうで何が起きているんだろう。

たまの晴れ間にはぎょっとするくらい冬へ前進しているし、木々の変貌もどうにも信じがたいくらい如実だ。夕日も折角はっきりした色味で美しいのに、釣瓶落としだし。

なにかがどうにも猫だましな感じがしてなりません。

紅葉とか、秋の味覚とか、運動しやすく勉学もはかどり芸術面も冴え渡るこの気候には、なにか秘密が有る気がする。この過ごしやすさに動物が「やったー秋だー!」うかうかしている間に、誰かがこっそり列島そのものを冬へ進めていて、その作業のしわ寄せが、秋雨なんじゃないかと思うのです。

あの雨雲の奥には急募のパートタイムのおばちゃんや、小遣い狙いの高校生が居るに違いない。そしてちょっとづつ、気付かれない様に葉を黄色や茜色に染め、体感で気付くか気付かないかのぎりぎりのところで気温をひたひたと下げていく。その際作業の意図に感付かれないよう、美味しい食べ物や過ごしやすい湿度、気温の日をつくってみんなの気を反らす事も大事な任務だ。

と、こんなこと真剣に深々考えられる程、秋は過ごしやすい。
そして徐々に冬がしみてくるのも気持ちよい。

んー、いい季節ですね。

2007.10.21 Sun.

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