MEMO

ミムラが見たり、聞いたり、感じた事を気ままに書くコラムです。

Nov.2007 1

『日記』

生まれてこのかた自主的に「日記」を付けたことがない。
いや、なかったと言った方がいいのかな。このmemoはまま公なものではあるけれど、ややそれに近い存在ではあるので。
聞けばみんな中学生くらいの時になんやかんや心のもやもやとか、好きな人の事とか、書いた事があるんだそうだ。

よく聞くのが「今になって読んでみると大変恥ずかしい」内容で、自分でもこそばゆく笑ってしまうという結果。あとは「こんなこと思ってたなぁ」としみじみしたりするらしい。

私も書こうとした事はある。でも書き始めようとする度に、踏み留まったのです。待てよ、と。
あーだこーだ思っているが、今これを書く事で何が解決するわけでもない。それに、みんなには秘密のあれこれなのに、文章として存在してしまう事で漏洩の危険性も高まるではないか。誰かに読まれたら恥ずかしいし、いつか自分で読み返す日がくるのもコワイな。うーん、うーん、やめとこう。
これを思春期に10回くらいは繰り返していたから、本当はとても書きたかったんだと思う。でも、書けなかった。

そうして何年か前の日記を読み返して赤面したり、笑い転げる、というチャンスを失ってしまった。 
こっ恥ずかしかろうが、阿呆だなと思おうが、それでもその当時の自分の気持ちに触れる事が出来ると言うのはなかな希少且つ不思議な体験で、今となっては得難い、というか絶対に手に入らないものだ。それを誰に対してだかわからないカッコツケで逃すなんて!全くもって惜しい事をした。

そう考えて以来、どなたか優れた方が早いとこタイムマシンを作ってくれやしないかと、心待ちにしている。
行き先は勿論思春期真っ盛りの自分の所。そこで謎の人物として自分に接触し、「日記なんて書くもんじゃないぞ、ありゃ人生の汚点だ」と滔々と日記不要説を説くだけでいい。

天の邪鬼な思春期の私はまんまと日記をつけ始め、現在に帰って来た頃にはごっそりと何年分もの素敵な、恥ずかしい日記がある、という寸法です。うまくいく気がしてならない。

2007.11.01 Thu.

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