MEMO

ミムラが見たり、聞いたり、感じた事を気ままに書くコラムです。

Mar.2008 9

『チャッと動いてクと閉まる』

「きぃっ!もうっ!」
とワナワナする瞬間、ままありますよね。私の場合、他の事ではそんなにないのですが、こと「ファスナー」に関してはかなりの割合で「きぃっ!もうっ!」となっている。

何のことはない、只ファスナーをするすると順調に閉めるのが苦手なのです。出かけ前の上着のファスナー、お会計後のお財布のファスナー、ここぞという局面で何度も私をワナワナさせている。一体いくつのファスナー付きの物を、ファスナーの不調によって使えない物にしてしまった事か。

とくにアレです、ダブルファスナー!!……という名かどうかはわからないのですが、あのつまみ部分が二つあることによってバッグ等の利便性を上げ、中途で止めることが可能で洋服のファッション性を高めているやつです。右からも左からも、上からも下からも開けたり閉めたり出来るあれです。確かに便利で使い勝手がよいのですが、衣服についているファスナーは特に、スタート地点が不親切に感じられる。

通常つまみ一つに相応しい長さの留め具が対になっていて、その留め具をつまみの溝に差し込み下部を固定する事でジグザグの歯が噛み合い、閉まる。ここでつまみが二つあると、受け入れ口2対差し込み部分1の比で、差し込み部分が頼りなく、双方かちゃかちゃと動いてしまってなかなかうまい事差し込めない。 

困った事に何かを閉めようとしている時は、その物が財布であれ、旅行鞄であれ、何かを終えて次の行動に移ろうとしている時です。ここで躓くと、なんとも感じが悪い。出来ればスタートとゴールではスムーズにいきたいものです。

世の中賢い人は沢山いて、時々つまみ二つ分に相応しい長さの留め具でもって親切に作ってくれてある場合もある。初めてそれをこの目で認めた時には痒いところをしかと掻いて貰えた喜びで舞い上がり、その上着を購入。大して必要でもないのに買ってしまった格好となった。

しかしその上着を着る度に世の全てのファスナーが早くこの手の作りになりますように、と切に願う。真剣に。

その日は未だかと敵状を調べていたら「チャック」は巾着のチャクからの造語であり、商標であることを知った。みなさん知っていましたか?私は知らなかったよー。「チャッ」と動いて「ク」と閉まる、擬態語的な物だと思ってました。

そしてファスナー苦手の私が好きな開閉形態は、ボタンとがま口です。特にがま口大好き。簡単だし、笑うと口角が両目の目尻に届く大口に生まれた身としては、とても親近感が湧くのですよ。ゲコ。

2008.03.09 Sun.

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