MEMO

ミムラが見たり、聞いたり、感じた事を気ままに書くコラムです。

Apr.2008 9

『ぶんぶん啓蟄』

部屋の中を数匹の羽虫が飛んでいる。なんだ、君らは何処から来たのかねときょろきょろすると、どうやら頂き物の観葉植物から発生したらしく、葉の周りに集中して飛んでいる。

そういえばもう啓蟄を過ぎて一ヶ月経つのだ。そら君らも元気よねぇ、総勢七匹くらいかぁと数を数えるふりをしつつ、エイっと袋を被せて一網打尽。中に水を注いで封をして、ごめんなさいよーっ。

ザブザブ袋を揺すりながら、そういえばこんな殺生するのも秋以来だなぁと考える。

冬の間は都内で生活しているとなかなか虫やなんかに出会わないからなぁ。というのもまぁ勝手な言い分で、もともと彼らと共存していたのが今では領主面だものな。きっと虫の世界では我々ハゲの霊長類は大ブーイングに違いない。というか「人間ていいよね」と言ってくれそうな有機体、あまりいないような気がする。植物なども加わって、もうみんなにそっぽ向かれたらどうなるのか。考えるだけでおそろしい。

鶏がスト起こして卵産まなくなったり。細菌も発酵しても乳酸を産生しなくなってヨーグルトが出来ないとか。野菜が突然中毒性物質を生成し始めたり。(この場合一番美味しいハズの「旬」の時期にやられたらイチコロだわ。)

と、こんな想定で食べ物の例しか挙げられない私みたいのに呆れて、チンパンジーかボノボあたりが人間に内緒でこっそり様々な勉強を推し進め人間以外の生物との共通コミュニケーション方法を編み出し、優れた統治者として君臨する『猿の惑星』的なオチになるのが、一番こわい。(*チャールトン・ヘストン氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。)

嗚呼、こわやこわや。

うーん。ここはひとつ、日本のお猿はちょっと苦手だけど、次に会った時には岩山に座ったボス猿だけには社交辞令で微笑みかけてこようと思います。…………舌打ちされそう。

2008.04.09 Wed.

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