MEMO

ミムラが見たり、聞いたり、感じた事を気ままに書くコラムです。

Dec.200825

『クリスマスにて』

数日前、母方の祖母の家で恒例のクリスマス会があり、オットと共に馳せ参じた。今は亡き祖父が「ヨハネ」という霊名をもっており、つまりカトリックであった為、クリスマスは母方で、正月は父方で、と昔から決まっているのだ。

「ヨハネ」とはいえ生まれた時にそのように名付けられただけで、普段はハーモニカや自作の竹笛を吹いたり、カメラと釣り竿を積んで相棒のカブででかけ、戦利品(川で釣った魚や、土手で摘んできた菜の花、つくし等) を調理して振る
舞ってくれるような、至って日本的な(?) おじいちゃん
だったのだけれど。おじいちゃんが 「ヨハネ」だったお陰
で、くっきりしたクリスマスの思い出がいくつもある。

例に漏れず、今年もわいわいがやがやと楽しかった。小さな頃は子どもが多かったのでケーキが二つだったのだけれど、数年前より、うちの姉妹を最少とする子ども達が育ちきってからは一つで足りるようになっていた。ところが今年は二つに復活。エネルギー値の高い子どもが、五人も居る。子供達の歓声とそれを制する大人達の声。声を張り上げないと隣の人との会話も困難な程だったけれど、五人の子供達のお陰で賑やかに華やかにクリスマスらしく、とてもよかった。


親族の声とは不思議なもので、どれほど音量が上がり重複してもうるさく感じないのですね。鼓膜の振動でもって聞こえるというより、皮膚から体内に浸透し血液を介して全身に巡る、という感じ。目を閉じたら眠ってしまいそうな安心感に満ちている。現に親戚中で一番のチビだった私は、よくクリスマス会の途中で部屋の隅に積まれた皆のコートの山の中やテーブルの下で眠っていた。大人衆は、はしゃぎ過ぎて疲れたのだろう、と思っていたようだ。でも実は、眠たくもないのにそうしていたことも多く、半ば趣味のようなもの。プレゼントをもらった瞬間と同じくらい、幸せな時間だった。

「これはアナタに、あ、おじさんちょっとまって」
「えーと?あと貰ってないのだれ?」
「メリークリスマス!これうちの子達が作ったの」

皆から皆へ、プレゼントが行き交う。私はいい香りとかわいいパッケージが決め手になった石鹸 (すみれ、くちなし、
ジャスミン) を一家ごとにプレゼント。塗り絵や手作りの
ボードにクッキー、NASAで開発された断熱材を応用した防寒座布団、メインにはふかふかの羽毛布団を頂き、ではよいお年を、と帰ってきた。


これが私のクリスマスとなったので、昨日なんかは特に何もする気がなかった。それなのに、夕飯の買い出しに街に繰り出したが最後、まんまとその辺を歩いているカップルや、シクラメンと子供用シャンパンを持ったおばあちゃんから出たクリスマスのキラキラおめでた粒子を吸引してしまい、気がつけば買い物カゴには

セロリ ほうれん草 にんじん たまねぎ 
イタリアンパセリ ロメインレタス 牛挽肉 
ブラックタイガー などなど

ご馳走の気配のする素材。家に帰ってからあたふたと用意して、なかなかのディナーになった。

どうやら長年のクリスマス会で育ったウキウキ気分は、私の行動を深く支配しているらしい。

みなさんはどんなクリスマスをお過ごしでしたか?

2008.12.25 Thu.

News 最近のニュース

RSS feedについて