MEMO

ミムラが見たり、聞いたり、感じた事を気ままに書くコラムです。

Apr.201013

『第一回サンドウィッチコンペ』

去年の今頃は丁度仕事終わりの眠眠(ネムネム)期だった
為、お花見をし損ねた。今年の桜はじっくりと開花を迎え、花弁がほころびてからもお花屋さんのショーウィンドウ内のようなしっとりした涼しさに守られて、大分長持ち。よしよし、二年越しのお花見といこう。

しかし花冷え、花曇りの季語を有した時期。「じゃあ来週の土曜にしよう!」と決めていてもいいお天気にはなかなか恵まれない。だったらもう天気予報を睨んで「明日行くぞ!」と急に決めるような勢いが大事だ。

そうなると問題になってくるのは食べ物。本当はいつもより少し手の込んだお弁当が一番だけれど、日々の雑務もあるから明日行くと決めたその日にじっくりお料理したり、準備に勤しんだりはなかなか難しい。早起きも一つの手だけれど、折角あたたかくなってきた空の下で花を愛でるのだ。出発もゆったりとしたいではないか。

そこで今年のテーマは「お手軽感」ということにした。温かいお茶だけ持って、後は自分の中で一番信頼しているパン屋さんでサンドウィッチを買って集合。とっておきの「自分的№1サンドウィッチ」で勝負しようというお遊びだ。


友達の持ってきたものは卵サンドとツナサンド。オーソドックスな選出でありながら、ゆでタマゴを輪切りにしただけでマヨネーズを使っておらず、代わりに下地には強い味のバ
ターとサラミという組み合わせが新鮮。ツナサンドの方もタマネギ(恐らく一度軽く火を通してある)がたっぷりと入っていて、歯ごたえと風味に飽きがこない。双方を挟むパンは少し甘めで、これが具の塩気と抜群にあう。うーむ、いいねぇ!

私のは天然酵母パンを売りにしたお店のもの。「天然酵母ってなにがいいわけ?」という自身の愚鈍な疑問をはじめの一口で吹っ飛ばした、見事においしいパン屋さんだ。(以前住んでいたところから徒歩一分だったので、その頃は本当によくお世話になりました。)カリッカリに揚がった薄めのカツレツサンドと、野菜ぎっしりのオムレツサンド。注文してから作ってくれるので熱々のそれを冷めないようにショールで包み慎重に運び、友達の口にもまだ温かい状態で到着することができた。

「おおう」「ほほ〜」「いいね」「おいしいね」と言い合
い、馴れ馴れしくにじり寄ってくるハトに眼飛ばしながらコンペ終了。かと思いきやそこは女子。何も言っていないのに示し合わせたように甘い物もしっかり用意していた。

私からはバターのしょっぱさとレーズンの酸味がアクセントになったクロワッサン的シナモンロール。友達のは、卵を
たっぷり使った歯ごたえが魅力の、周囲をぐるりと囲んだ
チョコチップがスタッズの付いた革ベルトのようにユニークな見た目の菓子パン。ん〜、これこれ! 甘さは旨さだ。

さて審査。とはいえ二人とも双方のパンにそれぞれ満足してしまったので、<勝ち分け>ということにした。


そうそう、「お花見」と言う癖にいつも花自体をそこまで
じっくり見ていない気がする。花の下にいることでもう満足してしまうのだけれど、よく考えれば花の下に居たのでは視界に入りにくいから木から少し離れたところに腰を落ち着ければちゃんと見えるのでしょうね。でももっと近くで見た
い、独り占めしたい、そんな欲求を抑えられないところが桜の魅力ということなのかな。


来年も楽しみ。(第二回サンドウィッチコンペ、いや、おにぎりコンペもありだなぁ)

2010.04.13 Tue.

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