あけましておめでとうございます。
 今年もより良い作品をお送りできますよう、いち役者として尽力いたします。
 皆様の本年も、何事もより良くなっていきますようご祈念申し上げます。

 今年の年越しの瞬間は夫とドライブをしていました。思えば車で走行中に迎えた新年は初かもしれません。2016年の楽しかったことや、ありがたかったこと、バージョンアップが成功した部分、また、ままならなかった部分。それら全てを栄養として、「2017年はこんな風にしていきたいねぇ」というのを、交通量の少ない山道を走りながらのんびり夫婦で話しました。
 途中、通りかかった神社の参道に展開した夜店で大きなタコ焼き(好物!)を食べたり、お焚き上げの中爆ぜる達磨さんやお札を眺めつつ暖をとったり、蕾を控えた椿の葉に付いた霜を撫でたり、出来たての霜柱を踏んだり。家にいるよりゆったりと時間が流れてよい年越しでした。


 ここ最近ゆっくりのんびり勉強に明け暮れていましたが、新しい仕事も動き出す今月、「さて!」とウィーミングアップを始めています。自由学習も楽しいですが目的のある準備もやはり楽しく。まだ決定に至っていないものも含め、もしかしたらあのシリーズも? 三、四人……今年は役名として、いくつの名前で呼ばれることになるでしょう。楽しみです。

 他方で、去年はたくさんの執筆のお仕事を頂戴しました。日経新聞だけでなく、創刊94周年の「週刊エコノミスト」にて連載依頼を頂けたのも嬉しい結実。(双方とも執筆陣で私が最年少です。末っ子としても妙に落ち着く。)
 そして実はここにきて、また言葉の神様が“新たなお誘い”を……。
 
 「さすがにこれは」と思う畏れ多いお誘いで、少し前ならお断りしていた内容でした。しかし、自分の根がどこに張っていてどちらに枝葉を伸ばしていきたいのか考え抜いた20代に対し、そこで知った自分を活かしていく30代であると考え、歩いている今。自分の思う自分ではなく“周囲が見つけ出してくれる自分”というのが、存外後々意味を増してくるのだと過去の経験からそんなことも感じていた矢先でしたので、「請われたらやってみよう」という指針で一歩踏み出しました。

 その他もう一つ、文字以外の要素を含んだご依頼もあり、こちらも実はずっと目指していた方向のことでしたので嬉しくお引き受けしました。「いやぁ鍛えてきた甲斐があるなぁ」と、ときめきつつ、継続とチャレンジを双方据えてスタートできるこの年を、幸せと感じます。


 1 まずは本業で今まで以上のクオリティー実現ため鍛錬を続ける
 2 自分の軸足は持ちつつ、時には柵の外へ出て遊んでみよう
 3 何事も心豊かにゆったりと楽しむ

 こんな具合で、2017年も頑張ります。どうぞよろしくお願い致します!

2017.01.24 Tue.


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