「私は二度ともクリーンだった」ことを先に明記しておきつつ、今後のためにも以下の件を書き残しておこうと思います。少し堅苦しい話題ですがご容赦ください。
所属事務所の全体方針で、これまで二度、薬物検査を行いました。
一度目は10年ほど前で尿検査によるもの。二度目はごく近年、唾液検査でFBIも使用しているというキットにて。どちらも強制ではなく「ご協力ください」という設定のものでしたが、「はい、すぐにでも!」と率先して受けました(どんな検査かと興味もあったので)。一応、検査結果を持った状態で「私はクリーンです」という証拠写真も撮り、自分用としても保管してあります。
その時にも話題に上がりましたが、「芸能事務所の所属タレント」だけでなく、マネジャーをはじめとする「事務所スタッフ」「出入り業者」、なんなら入り口になり兼ねないタレントの一番身近な家族まで、総ざらい抜打ち検査をやればいいのにと思っています。(*事務所からの話によると、「スターダストでは社員が順次検査を受けている段階です」とのこと。いいことですね!)
事件が起きた後、広範囲に及ぶ様々なダメージ(主に経済的打撃)の緩和処置ではなく、多機関で協力して未然に防ぐ方法を徹底すればよいはず。これは社会生活している人間なら誰しもが思い当たると思います。
一般企業が生き残るために必須であるはずの機能(危機管理・自浄作用など)が、芸能界では難しいという。それが現実に何度も起こるのをニュース越しに見ていると、一般の方々からの揶揄である「芸能村」という言葉を考えてしまいます。真面目にしている人もいるので、全体がそのように言われるのは辛いものがある。しかし言われる理由もわかるのです。
また、クラブ通いへの偏見でなく、あくまでそこで変質してしまった人たちのことも思い出しました。
(=芸能界も同じで、有名になって逆上せてお金遣いなどおかしくなる人もいれば、公に顔を出すことに責任を感じてより真面目に徹する人も居る。結局置かれた場ではなく、その人の持っている気概に因るということですね。)
私より年嵩の、10代終盤からクラブ通いを好んでいる男女グループ。数人は幼馴染的に身近で、若い時分は交流を避けようがなかったのですが、社会人になってみれば、仲良くなる要素のない人々でした。類は友を呼ぶ、その周辺の恋人や友人も同類だった=総勢数十名というオチです。「おかしい、怖い」と距離をおいて8年近く経ち、現在は完全に縁が切れています。
高校までは真面目で学業面もそこそこだったはずが、夜の遊び場へ通うようになってからおかしさが急に増した印象でした。快楽主義で法律軽視・健康なのに親にたかって働かない・事実に基づかず感覚だけで決めつける……。「クラブ楽しいから一緒に行こうよ」と何度も誘われましたが、夜遊びが苦手で行かず本当に良かったと思う現在です。
人から借りたものをお金でも本でもパクって平気な人は信頼に値しない。自分の非に気づいても謝れない人は後ろ暗い。隠蔽体質には理由がある。付き合う人は選べます。公に顔を出す人間として今後もしっかり徹底したいと思います。
医学博士の夫によれば、一般の方々と薬物というのも以前より近くなってしまっているとのこと。若者が数千円で入手可能な粗悪品のケースもあり、お金を持った世間知らずの芸能人だけの話では済みません。皆さんもどうぞ無関係の話と思わず、お気をつけになってください。
今後のために大変重要な今回のmemo。掲載をOKしてくれたうちの事務所はいい事務所ですね(笑)任意で所属タレントに検査を受けさせている事実は、会社としてプラスの広報活動にはいりますものね。
新規の撮影も複数決まり、撮影と準備とで楽しく過ごしております。執筆の方も連載4つ目が決まり、帆に春風を受けて進む今日この頃。引き続きどの仕事も真摯に務めたいと思います。応援よろしくお願い致します。
2019.04.09 Tue.
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